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YOSAKOI DANCE PROJECT 10tecomaiの設立から3年が経ち、改めて、団体としての方向性を見直す時期がきました。

僕たちは、『よさこい祭り』からインスピレーションを得たダンスカンパニーですが、現在は伝統文化を守るというよりむしろ、異文化との融合や現在のエッセンスを取り入れた舞台作りを目指しています。
つまり、殆どの芸術団体がそうであるように、僕たちもまた未開拓の分野での創作活動に取り組んでいます。どこに進んでいくのか、また、どのようなシステムがカンパニーに適しているのか、など、メンバーそれぞれが十分に把握しておかなくてはいけません。
また近年は、僕たちが出演するフェスティバルや、舞台公演の規模やレベルも上がってきて、以前より大きな仕事をする機会が増えました。これからは、メンバーそれぞれの、より高い意識が期待される時期に入ってきているのです。

特に僕たちは、様々なバックグランドを持った多民族の集まりなので、カンパニー内でスタンダードを設定するほか、メンバーの気持ちを一つにする方法はないのです。

そこで僕がとった決断は一旦カンパニーをバラバラにするということでした。 つまり、解散です。
もちろん、これでもう終わりという事ではなく、もう一度前を見るため、メンバーの視線をそろえる為の解散です。

僕がイメージするカンパニーのあり方とは、リーダーシップをメンバー全員がサポートするシステムでした。リーダーとは言っても、カンパニーの主宰である僕のことだけではありません。作品によって振付けを担当する人、プロダクションの進行マネージャー、会計の担当、など、カンパニーを運営するための役割を担う全ての人を、周りがサポートしていくというやり方です。

そういったことを中心に、作品作りのプロセスについて、カンパニーの将来について、カンパニー内部に向けた文章を作成しました。
この考え方に賛同するメンバーと、もう一度カンパニーを作り直そうという考えでした。再結成後そこに再び集まったのは、カンパニーを大切にする気持ちのあふれるメンバーばかりでした。

カンパニーの新たなスタート地点には、殆どのメンバーの顔がありました。
団体としての将来を本気で考え、各々の決断で戻ってきたメンバーはとても強力でした。この意識のちがいだけで、稽古に専念するだけでなく、カンパニーのために何が出来るのかを 個々が考え行動するようになりました。
あらためて「やる」と心に決めて集まった仲間で過ごす時間は格別です。

そんな再スタートの折、毎年恒例の夏のオーディションを開催しました。
オーディションは、受ける側は決められた時間内で技術や表現力をアピールしますが、主催するカンパニー側としても、目指すところや作品作りのポリシーなどを伝えなくてはいけません。 それは、新たに一丸となった僕たちにとってはうってつけの機会でした。

かくして、同オーディションにて有力な新メンバーを獲得した僕たちは、また気持ちを引き締め直して活動開始。当面は、9月末の公演に向けて走っていくことになりそうです。

次回はオーディションについてお話します。
受ける側と主催する側の、ダンスを通じてのコミュニケーションや、オーディションを運営するにあたっての諸々の準備について、また冬のオーディションに向けての僕たちの希望など、こっそりお伝えします。

 
今後のYOSAKOI DANCE PROJECT10tecomaiの活動:
9/30(日)にBrooklyn Botanic Garden(ブルックリン植物園)で開かれる
Chile Pepper Fiestaに参加。10tecomaiのステージは1:15pmから。
詳しくはwww.10tecomai.com 
       
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